神田将ブログ yksonic life神田将の音楽生活や日々のメッセージを綴るブログです。

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Oriental Sences 小樽 チャリティーディナーの夕べ [110417] レポート 00:33
まるで長年アンサンブルを練り上げてきた古い仲間。4月17日のディナーイベントのリハーサルをスタートして、すぐにそう実感しました。

つい4日前までは、一緒に演奏したことがなかったなんて、本人たちも信じられないという気持ちです。

 
会場入りしたのは、昼食の直後。すでにセッティングが終わっており、すぐにステージが引き渡されました。

先日、初めてアンサンブルした渋谷と、今日の会場とでは、規模や条件が大きく異なっていますし、現地スタッフたちは私たちのアンサンブルを聴いたことがありませんので、演出のヒントにしてもらうために、ランスルーのリハーサルをおこなうことにしました。

ところが、サウンドチェックの後、曲が始まっても、誰ひとり真面目に弾きません。

そのわけは、第一に、当日入りだったので、すでに体力を消耗しており、これ以上の疲労は本番に悪影響だから。もうひとつは、互いの真剣勝負を本番に温存することで、感性のぶつかり合いを実現したいという狙いがあったからです。

それぞれに渋谷でどこかよくなかったか、自分のことは自分が一番よくわかっています。同じ過ちを犯さないために、渋谷の事故はリハーサル時に解決するよう、それぞれが心がけます。

どうにも熱意のない、だらけたリハーサルが終わりました。おそらくそれだけを聞いた人は、本番もこの程度だろうかと不安に思ったかもしれません。

でも、信頼し合っているからこその、レイジーなリハーサルです。

さて、本番まであと4時間あります。とりあえず解散しましたが、YONEちゃんはピアノに向かって狂ったように弾きまくっています。アンサンブルのリハーサル以外、一切鍵盤に触れない私とは大違いです。

私は客席でYONEちゃんのピアノをじっと聞いていました。時に友人として、時に兄貴として、見守るような気持ちで。

本番を迎える前に燃え尽きてしまうのではないかと思わせるほどの熱演ですが、小さなピアノを宴会場で弾くという無理な要求と闘っているようにも見えました。

リハーサル時間が終わると、一度ホテルルームに戻り、身支度を。本番直前に集合した時には、3人ともリハーサル時とは別人のように、晴れやかで凛とした顔になっていました。

場内では八千代さんがお届けする「座席でできるエアロエクササイズ」のプレゼンテーション中。客席の皆さんも身体を動かして、血流がアップしている様子です。

うっすらを汗がにじんできたところでコンサートのはじまりです。

当初は渋谷とは別のプログラムを考えていましたが、渋谷が好評でしたので、ほぼそのままの内容でお届けすることにしました。

真っ暗なステージにスタンバイし、私とツァオ・レイが奏でる幻想的な即興の序奏からスタート。照明が徐々に明るさを増すと、音楽はいつの間にか中国の民謡「茉莉花」へ。そして、トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」へと続いていきます。



中国の新しい夜明けをイメージしたイントロダクションから、2曲目は官能的でチャーミングなタンゴ「ポルウナカベーサ」。次はツァオ・レイの独奏「空山鳥語」。地球の表裏、そして夢と伝説を渡り歩くという趣向です。



続いては米津真浩のピアノソロで、「ラ・カンパネラ」「メロディー」「トルコ行進曲」と、ロマンティックな旋律とダイナミックなリズムが交錯するピアニズムの世界へ。

エレクトーンを中心としたセクションでは、日本人の3作品を演奏。「ラストエンペラーのテーマ」「さくら」「蘇州夜曲」と、いずれもオリジナルアレンジです。



祈りのコーナーでは、「タイースの瞑想曲」を。クライマックスは「チャルダッシュ」と「チゴイネルワイゼン」。男性的でパワフル、そしてスリリング。あっという間に時が経ったような印象です。



ここがホテルの宴会場で、しかもお客様はお食事の後というリラックスタイムにもかかわらず、コンサートホールの演奏会のように、音楽に真正面から向き合って下さいました。

おかげで渋谷に続いて、とても気持ちのいい演奏をお届けすることができました。

今回のチャリティーディナーも、幾多の困難があり、途中、中止の危機を何度も盛り超えての実現となりましたので、終わった後の歓びはひとしおです。

音楽の世界を築くことに多大な協力をして下さったお客様、そして悲しみを胸に耐えている人たちのために、共に祈って下さったお客様。本当にありがとうございました。
| コンサートレポート | comments(4) | trackbacks(0) | posted by 神田将 (かんだゆき)
Comment








何か、長野五輪のスキージャンプ団体の中継を思い出しましたよ。
♪なんでだろう〜?


最近、ピアノもエレクトーンも、人前で弾く機会が増えていますから、昔のように、舞台で自爆することは減りました。
しかし、アンサンブルで舞台に立つのは、9歳以来ご無沙汰です。
昨年今年こそ、ピアノは集合個人という、レッスン形態ですが、エレクトーンは、11歳の時、年下の優秀な男児とデュオで大火傷して以来、個人レッスン以外の選択肢は、絶対的タブーです。
私も直前まではエリートだとちやほやされてきましたから、相手がなまじ年下でエリートだと、一生反抗期と言われて久しい私には、反発心しか感じられなかったのでしょうね。

大人のエレクトーン教室生の現在、アンサンブル発表会は、PMSライブのエレクトーンプラスアルファ部門しかありませんが、そこにも絶対声はかかりません。
ヤマハにとっては、よっぽどの大火傷だったんですね
( ▽||)サ-


ですから、この鳥雄君(いいネーミングですねぇ)の二回のコンサートには、興味深く、感心をいたしました。
あれだけぶつかるのか擦り合わせるのか、1年以上も読者をやきもきさせたのですから、よくないはずがないですよね。
渋谷も、もう10年以上ご無沙汰ですが、その場にいたかったなあ〜♪なんて。



今頃、このブログのコメンテーターはドキッとしてますよ。
次のオープンコンサートが浜離宮まで白紙なんですから。

それこそ、過日の記事じゃないけども、ある日突然、「I shall return」と渋谷に書き残して、上海かシンガポールに移住しちゃうのでは?なあんて思っちゃいました。
ブロガーは、案外キザだから、「日本でやり残したことは心に残る演奏をできるファイナリスト育成だけ」なんて言って、世界ツアーに入ってしまうとか?!


まだまだ日本で、シンデレラたちのために、演奏し続けて欲しいけどなぁ〜♪

このまま鳥雄君に羽がはえて、飛び立っちゃうの?


嬉し悲しい春うらら。
posted by H.S.Kay | 2011/04/18 3:00 PM |
先生達のコンサートがきけて、うれしかったよ。
先生が、エレクトーンをひくまえに、大きく深呼吸しているのが見えたから、あきも今日のレッスンで深呼吸しました。上手にひけたと思います。あきは学校で、校長先生に神田先生を呼んで下さいとたのみました。そのことを先生に話したかったのに、忘れていました。また先生のかっこいいエレクトーンを聞かせてね。大大大好きです!!
posted by あき | 2011/04/18 7:28 PM |
大成功、おめでとうございます。
そしてお疲れ様でした(^∇^)

私ももう一度聞きたかったです。
どこでもドアがほしい…(。-_-。)
posted by mayu | 2011/04/18 10:40 PM |
H.S.Kayさん
次の予定が浜離宮・・・確かに空間があり過ぎですよね。その間にもご案内できるものはありますが、不確定要素が残っているものが多く、正式にご案内するにはもう少し時間がかかります。でも、このまま世界の果てに消えるようなことはありませんので、ご安心ください。もしブログの更新が数日以上空くことがあれば、その時には心配して下さいね。

あきちゃん
あきちゃんがそばで聞いていてくれたから、私も気持ちよく演奏することができました。だれかが応援してくれていると実感できるのは、本当に嬉しいものです。私もあきちゃんを応援していますよ。しっかり稽古して気持ちよく弾けるようにね!

mayuさん
どこでもドアに匹敵するのは行動力。そして想像力ですね。
posted by 神田将 | 2011/04/19 2:13 PM |
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