神田将ブログ yksonic life神田将の音楽生活や日々のメッセージを綴るブログです。

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金亜軍さんの揚琴コンサートに行ってきました 21:38
開館50周年を迎える東京文化会館。このクラシックの殿堂で、揚琴プレイヤーの金亜軍さんのコンサートが開催されました。

 
午後1時半から開演のコンサート。会場に到着したのはスタートギリギリの時間でした。ホワイエも場内も多くの人々で賑わっていました。

コンサートは時間通りに始まりました。周囲を見渡すと満席。中国の伝統楽器への注目は、女子十二楽坊ブーム以来、高まっているとはいえ、揚琴のコンサートがこれほどの混雑するのは珍しいことです。それだけ金さんの演奏に期待する人々が多いということでしょう。

ステージの中央には揚琴、そして下手にピアノ、上手にウッドベース。舞台後方にはドラムスも設置されており、後ほど加わるようです。

金さんをはじめ、3人のプレイヤーが登場すると、場内は急に静まり返ります。穏やかに始まった曲は、金さんのオリジナル。夢の中を漂うような雰囲気から、徐々に激しさを増していく音楽に、観客はひきつけられます。

1曲目が終わって、私の胸中は衝撃に包まれたままでした。揚琴がこれほどまでに「歌える楽器」だとは思っていなかったのです。さらに、男性ならではのダイナミックな演奏は、「か細い音色」という揚琴のイメージを払い去りました。

金さんの挨拶があって2曲目。よく知られたシンプルなメロディー「彩雲追月」を、ジャズピアスト青木弘武さんの瀟洒なアレンジで、ロマンチックに聞かせてくれました。この時、金さんの表現力はサクソフォンやヴァイオリンにも匹敵する奥深さでした。

アナウンサーの村上信夫さんのサポートが加わって、金さんのトークはますます冴えていき、集中力を求められる曲の合間には、ホッと一息つく時間が設けられます。

圧巻は「荒城の月」を揚琴ソロ用に金さん自身がアレンジした演奏。この人、本当に中国人なのか、と疑いたくなるほど、日本的な抒情に満ちていました。

舞台は雰囲気が一転。伝説の名ドラマー、猪俣猛さんが加わり、4人でのアンサンブルになりました。ラテンや映画音楽など、心がうきうきする曲が続き、本物の風格とはこういうものかと納得させられる演奏です。

猪俣さんは今日が誕生日だそうで、出演者から思いがけないサプライズがあった時に見せた、はにかんだ笑顔が印象的でした。

更にゲストが登場。ヴォーカルグループのサーカスの4人です。エレガントな雰囲気に変わったステージからは、なにか美しい花の香りが漂ってくるかのよう。絶妙なコーラスはいつ聞いても心地よく酔わせてくれます。

お馴染みのミスター・サマータイムはもちろん、蘇州夜曲、そして中国語での海は故郷をアンサンブルし、会場をしびれさせました。

アンコールには亡き父への思いを込めた新作「音魂」を披露。誰もが胸を打たれたことでしょう。

金さんの話で印象的だったのが、「二胡の伴奏で終わるのはイヤだ。俺はソロで行くと決心してから、長くて険しい道のりだったけれど、今こうしてしステージに立っていることに感謝している」という人生ストーリー。

私がエレクトーンに込めているものを、金さんは揚琴で実現しているんだということがよく理解できました。

金さんは来日20周年。私はあと2年で20周年。金さんはちょっぴり先輩です。立派なプログラムには、数多くの著名人からのメッセージに加え、揚琴の説明も掲載されており、揚琴の普及にも大きな思いがあるのがわかります。

終演までじっくり楽しんで時計を見たらタイムリミットを超えていました。今日は夕方の便で出掛けなければならなかったのですが、間に合いません。変更すればいいと思ったのですが、その後は満席。どうしようもないので、明日の早朝便で向かいます。

今も、金さんのパワーが私の体内を駆け巡っています。素晴らしかったです。
| プライベート | comments(6) | trackbacks(0) | posted by 神田将 (かんだゆき)
Comment








こんばんは。
昼間は暖かかったのに、グッと寒くなりましたね。
(。・ω・)ノシ

私が、初めて将さんの演奏を聞いた時に受けた衝撃と
似ているかもしれません。
「エレクトーンて、こんなにすごい楽器だったんだ」と
ビックリしましたもん。
懐かしいなぁ・・・(遠い目)。

明日、早いご出発なんですね。

Have a nice flight☆
posted by 加寿美 | 2011/02/06 11:16 PM |
神田さん、お忙しい中、本当に有難うございました。
今回、20周年に相応しい豪華メンバー、休憩無しの金さんの20年の歩みを感じさせる素晴らしい演奏でしたね。

神田さんのブログを読んでいますと、何か共通する点が感じられるます。神田さんはエレクトーン、金さんは揚琴と一匹狼で歩んでいらっしゃるところ、年齢も近いこと? そして何よりも演奏に対する情熱、魂を込めた精神、気迫が感じられ、ダイナミックにまた繊細に演奏に温かさを感じるのです。

そんなお二人の演奏を聴いてみたいような気持ちになりました。

いつかお二人の共演を夢見つつ・・・・


とうとう札幌に夕方便に間に合わなかったのですね。
明日、お気を付けて行ってらっしゃい。


posted by emiko | 2011/02/07 12:23 AM |
将さまへ。

金さんのブログを読んだ翌日・・急に「成城散歩」をしたくなり、今日、住宅地にある保護樹林の巨木の楠木に会ってまいりました。さやさやと元気でした。

・・・どうしてかなぁ〜。私には、大切な時間。

ある日突然に・・・1年ぶりということに気づきました。それで、歴史のある「成城アルプス」でフレンチ・コーヒーを頂きました。(ホッ!)

ここの「フランス菓子」は素材もとても良いので好きです。何せ、私・・探知機ですから。
(ダイエット中と宣言しながらも)マロンシャンテリーを・・・。

美味し〜〜い。

(誘惑には弱い?)パリジェンヌ。
posted by 真理子 | 2011/02/07 6:37 PM |
加寿美さん
新鮮な驚きからスタートしたものを、安定したものとして保って下さるのは、本当にありがたいと思っています。嬉しいです。

emiko先生
先生が金さんを応援する理由がよくわかりました。私も大きな刺激をいただきました。感謝しております。

真理子さん
ある日突然・・・真理子さんが遥か彼方のコンサート会場にお越しになる日を楽しみに・・・
posted by 神田将 | 2011/02/07 10:18 PM |
将さま。

「遙か彼方・・」ですね。
インプットしておきます。

(・・・)パリジェンヌ。
posted by 真理子 | 2011/02/07 10:55 PM |
金亜軍さんの演奏は心の琴線にこだまします。
桜変奏曲、荒城の月などは心に染み入り、日本のミュージシャンでも及ばない程の素晴らしい演奏です。
日本に帰化した金亜軍さんのこれからの活動を心から応援しています。
posted by 剣の迷子 | 2011/09/04 3:26 AM |
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